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「路虎(ランドローバー)」商標侵害案件
来源:最高人民法院 发布日期:2018-05-25
ジャガー・ランドローバー有限公司vs広州市奮力食品有限公司、万明政:商標権侵害紛争

事案の概要

ランドローバー社の関連会社は1996年、2004年、2005年に中国国内で「路虎」、「LANDROVER」等商標を第12類「陸上自動車両」等の商品について申請、登録を行い、同商標は比較的高い知名度を有した。その後、同商標はランドローバー社に譲渡された。

広州市奮力食品有限公司(以下、奮力社)はウェブサイト、実体店舗にて「ランドローバービタミン飲料」の宣伝・販売を行い、関連商品、包装ケース、ウェブページの宣伝で「路虎(ランドローバー)」、「LANDROVER」、「Landrover路虎」、上下に配列した「路虎LandRover」等のロゴを使用した。

奮力社は、2010年に第30類「非医療用栄養液」と第32類「ノンアルコール飲料」等の商品について「路虎LANDROVER」商標の出願申請を行ったが、いずれも登録されなかった。ランドローバー社は奮力社の行為が不法行為に当たるとして訴訟を提起した。

法院の判決

一審法院は奮力社の不法行為の停止、ランドローバー社への経済的損害の賠償および権利保護のための合理的支出合計120万元の支払いを命じる判決をした。二審法院は、ランドローバー社の提出した証拠は、案件商標が中国国内の社会公衆に広く周知され、「馳名」の程度に達していることを証明するに足りる。当該侵害行為はランドローバー社の当該馳名商標の有する顕著性および良好な商業上の信用を低下させ、ランドローバー社の利益に損害を与えたため、制止しなければらない、と判断し、控訴を棄却して、原審判決を維持した。

典型案件としての意義

本案件は馳名商標の使用類型外の保護、知的財産権保護強化の典型案件である。本裁判は馳名商標保護案件における「必要に応じた認定」、「個別案件での認定」等の基本原則を体現しているのみならず、奮力公司が本件ロゴ以外に、大量の著名企業、著名人物の商標冒用登録行為を行っていることに基づき侵害行為の主観的悪意が明確であると認定したところに特徴がある。