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天津高等法院:冒認商標登録による侵害訴訟は権利濫用
来源:IPhouse 发布日期:2018-11-10
<判決要旨>

最高人民法院が公布した指導性案例
82号「歌力思」案が権利濫用認定ルールを確定した。誠実信用原則は一切の市場活動参与者が遵守すべき基本原則であり、いかなる法律に違反する目的および精神、他人の正当な権益を損害する目的、悪意による権利取得と権利行使、市場の正当な競争秩序を混乱させる行為はすべて権利濫用あたり、それに関連する権利主張は法的保護を受けない。


訴訟を提起された侵害者が本件商標権利者の「冒認出願」、「ただ乗り行為」を抗弁の理由とする場合、指導性案例82条案の確定した権利濫用ルールによって審査すべきである。

訴訟を提起された侵害者が本件商標の企業としての信用を利用する必要の有無について。訴訟を提起された侵害者は本件商標の出願以前に訴えれたロゴを宣伝で使用しており、一定の社会的影響力を有しており、訴訟を提起された侵害行為は訴訟を提起された侵害者の先行使用行為の延長と認定することができる。

訴訟を提起された行為が関係する公衆を誤認混同させるかについて。本件商標権利者およびライセンス取得者は本件商標の使用役務にて当該商標を使用していない。よって、訴訟を提起された侵害ロゴは本件商標の使用役務と類似しているものの、関係する公衆を誤認混同させることはない。

商標権者が本件商標登録商標専用権の行使に正当性があるかについて。訴訟を提起された侵害者は本件商標を実際に使用して一定の影響力を有するようになったのは本件商標出願日より早く、本件商標権利者は当該ロゴに接触し知る機会があり、かつ本件商標は非固有用語であり、憶測で作り一致する確率は低い。そして、本件商標権者およびライセンス取得者はいずれも他人に本件商標のライセンスを授与することを通じて利益を得ており、実際に商標を使用して信用を得たのではない。

以上より、本件原告は善意によらず取得した商標で被告の商標使用行為に対し侵害訴訟を提起しており権利濫用にあたる。これと関係する訴訟請求は法律上保護されない。


<判決情報>
裁判所:天津高等人民法院
判決日:
2018年5月28日
審級:二審判決

判決の詳細については下記リンクをご参考下さい。
https://mp.weixin.qq.com/s/Lu7PbWvVcMilLAZE7IKCow